2017年4月25日火曜日

所定給付日数



もうすぐゴールデンウイークですね。
お休みの方は、何をするか決めていますか?

さて、4月1日から、雇用保険法が改正されています。
その改正について、順次紹介していきます。

そこで、今回は、所定給付日数の改正です。

算定基礎期間が1年以上5年未満である45歳未満の特定受給資格者の
所定給付日数は90日とされていました。
このうち30歳以上35歳未満と35歳以上45歳未満の所定給付日数が
引き上げられ、
30歳以上35歳未満の特定受給資格者については、120
35歳以上45歳未満の特定受給資格者については、150
となりました。

なお、30歳未満の特定受給資格者の所定給付日数は、引き上げられていないので、
従来どおりの「90日」です。

所定給付日数については、過去に何度も出題されているので、
この改正は、しっかりと押さえておきましょう。

それでは、ゴールデンウイークを有意義に過ごしてください。


ちなみに、雇用保険法の改正に関して、個人的に勉強会を開催します。
有料なのですが、もし興味があれば ↓ をご覧ください。




2017年4月14日金曜日

平成29年度社会保険労務士試験



みなさん、こんにちは。

4月14日に
49回社会保険労務士試験の実施について
が公示されました。
で、17日から受験申込書の受付が始まります。

そこで、
試験日ですが、平成29年8月27日(日)です。

試験時間は、平成28年度試験と同じで、

選択式試験  着席時間1000    試験時間10301150
択一式試験  着席時間1250    試験時間13201650

となっています。

それと、試験科目ですが、ここのところ選択式に「徴収法」が出題されないと
受験案内に記載されてきましたが、平成29年度もやはり同じです。
「徴収法」、選択式の出題はありません。

試験の詳細は↓をご覧ください。

そうそう、
受験申込書の受付期間は、5月31日までです。
窓口での申込みは5月311730まで、
郵送の場合は5月31日までの消印があるものです。
ということで、受験申込み、忘れないように。


2017年4月10日月曜日

雇用保険率



受験生の皆さん、こんにちは。
年度が替わり、何かと忙しいという方、いらっしゃるのではないでしょうか。
そんな中、勉強は、順調に進んでいますか。

さて、今回は、徴収法に規定している雇用保険率についてです。

雇用保険率は、年度ごとに見直されることがあり、
かなり早く、次年度の率が明らかになることが多いのですが、
平成29年度については、平成28年度に続き、また、
法律そのものを改正するということになり、なかなか確定しませんでした。
この改正に関する法案が国会で成立しました。

ということで、平成29年度の雇用保険率が確定しました。

一般の事業:9/1000
農林水産の事業:111000
清酒製造の事業:111000
建設の事業:121000
となっています。

雇用保険率は、一般の事業であれば、原則1000分の15.5です。
この原則について、今回の改正で、
平成29年度から平成31年度までの各年度における雇用保険率に暫定措置を設け、
1000分の13.5としました。
そのうえで、
失業等給付に係る弾力的変更、さらに、雇用安定事業等に係る弾力的変更
いずれもが適用されたことから、一般の事業では「1000分の9」となりました。

この改正に関しては、当然、試験で論点にされる可能性が高いので、
正確に押さえておきましょう。


2017年4月1日土曜日

改定率



みなさん、こんにちは。
4月になりました。

年度が変わって、生活が一変したという方もいるかもしれませんね。
そのような方、できるだけ早く、新しい生活に慣れるようにして下さい。

そこで、
変わるといえば、国民年金の年金額、毎年度、改定が行われます。
これについて、1月に
「改定率など主な率は、政令で定められており、この政令は、例年、3月下旬に
公布されているので、今年も、そのような時期に、正式な「政令で定める率」が
公布されるかと思います」
ということをお伝えしていましたが、
平成29年度の改定率が公布されました。

0.998」とされています。
この率は、
平成28年度の改定率(0.999)× 物価変動率(0.999
により算定されたものです。

ですので、平成29年度の老齢基礎年金の満額は、
780,900 × 改定率(0.998)≒ 779,300
となります。

障害基礎年金の加算額は、
第1子、第2子は「224,700 × 改定率」
第3子以降は「74,900 × 改定率」
により算定するので、それぞれ「224,300円」「74,800円」となっています。

過去の出題をみると、年金額をわずかだけ変えて誤りにするようなものはなく、
逆に、「率」は選択式などでも狙われるので、まずは、改定率を正確に押さえて
おきましょう。