2015年11月19日木曜日

食事療養標準負担額



みなさん、こんにちは。
勉強は進んでいますか?

今回は、健康保険法に関してです。

健康保険法では、金額などの数値がいろいろと出てきます。
それらは、過去に試験で出題された実績のあるものが大半ですから、
最終的には覚えておかなければなりません。

そこで、その1つに、「食事療養標準負担額」(基本書P631)があります。

一般の場合、「260円」とされています。
で、この金額ですが、あわてて覚えないでください。
というのは、改正が予定されているからです。

この改正については、平成27年版厚生労働白書の410ページで、
「入院時の食事代の自己負担額について、入院と在宅療養の負担の公平化を図る観点
から、一般所得の方を対象に、現在の食材費相当額に加え、在宅療養においても負担
されていると考えられる調理費相当額の負担を求めることとする。具体的には、1食
あたりの自己負担額を現行の260円から2016(平成28)年度には360円、2018(平成
30)年度には460円に段階的に引き上げることとする」
という記述があり、平成28年度以降、段階的に引き上げられる予定です。

まだ、関連規定が公布されていないので、確定とは言えないのですが、白書に記述が
あるくらいですから、ほぼ間違いなく改正されるところです。

ということで、「食事療養標準負担額」は改正される予定だということ、
知っておいて下さい。