みなさん、こんにちは。
4月になりました。
年度が変わって、生活が一変したという方もいるかもしれませんね。
そのような方、できるだけ早く、新しい生活に慣れるようにして下さい。
そこで、
変わるといえば、国民年金の年金額、毎年度、改定が行われます。
これについて、2月に
「改定率など主な率は、政令で定められており、
この政令は、例年、3月下旬に公布されているので、
今年も、そのような時期に、正式な「政令で定める率」が公布されるかと思います」
ということをお伝えしていましたが、
平成27年度の改定率が公布されました。
「0.999」とされています。
この率は、
平成26年度の改定率(0.985)×
名目手取り賃金変動率(1.023)× 調整率(0.991)
により算定されたものです。
そう、平成27年度からは、物価スライド特例措置が解消されているので、
マクロ経済スライドが適用され、
それに基づき改定された改定率により算定した額が年金額とされます。
ですので、平成27年度の老齢基礎年金の満額は、
780,900円
× 改定率(0.999)≒ 780,100円
となります。
障害基礎年金の加算額は、
第1子、第2子は「224,700円 × 改定率」
第3子以降は「74,900円 × 改定率」
により算定するので、それぞれ「224,500円」「74,800円」となっています。
過去の出題をみると、年金額をわずかだけ変えて誤りにするようなものはなく、
逆に、「率」は選択式などでも狙われるので、まずは、改定率を正確に押さえて
おきましょう。