受験生のみなさん、こんにちは。
さて、現在、勉強は、どの科目を進めていますか?
年金2科目は、すでに勉強しているでしょうか。
今日は、年金に関することです。
国民年金や厚生年金保険の年金、
毎年度、その額が改定されます。
この点は、勉強が終わっているでしょうか。
そこで、
1月30日に、厚生労働省が、平成27年度の年金額について発表をしました。
年金額については、基本書P733~738に記載があるように、
ちょっとややこしいところです。
で、現在、物価スライド特例措置を段階的に解消していて、
平成27年度には解消されます。
ただ、それに伴って、マクロ経済スライドの調整が始まります。
つまり、平成27年度の年金額の改定については、
物価スライド特例措置の解消のための引下げに加えて、
マクロ経済スライドによる調整が行われるのです。
たとえば、新規裁定者の年金額は、原則として名目手取り賃金変動率により
改定が行われますが、この率から物価スライド特例措置の解消分と調整率の分が
減らされるということになります。
具体的には、
名目手取り賃金変動率:+2.3%
物価スライド特例措置の解消分:-0.5%
調整率:-0.9%
により、年金額が0.9%引き上げられるということです。
改定率など主な率は、政令で定められており、
この政令は、例年、3月下旬に公布されているので、
今年も、そのような時期に、正式な「政令で定める率」が公布されるかと思います。
とりあえず、年金額の動きがどうなったかは、知っておいてください。
それでは、みなさん、しっかりと勉強を進めて下さい。