みなさん、こんにちは。
本日は、お詫びが1つあります。
2015年版 合格レッスン「過去問題集」の解説に不適切なものがありました。
申し訳ありません。
該当箇所は、P723の肢Bの解説になります。
問題は
「老齢厚生年金として支給される金額は、全額が受給権者に支払われることと
されており、そこから介護保険の保険料を控除して支払われることはない。」
というものです。
この問題に対する適切な解説は、下記になりますので、お手数をお掛けしますが、
差し替えたうえで、ご利用頂けるでしょうか。
<解説>
「全額が受給権者に支払われることとされており」とありますが、必ずしも
全額が支払われるとは限りません。老齢厚生年金は公課の禁止の例外により、
課税することが可能です。そのため、老齢厚生年金の額については、雑所得
として所得税の課税対象となり、課税される場合は、その額が源泉徴収される
仕組みがあることから、源泉徴収される場合には、受給権者に全額が支払われる
ことにはなりません。なお、介護保険の保険料が老齢厚生年金の額から控除
されることはありません。
参考 介護保険の保険料における特別徴収の対象となる老齢等年金給付は、国民
年金法による老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金や厚生年金保険法
による障害厚生年金及び遺族厚生年金などであり、老齢厚生年金は含まれて
いません。
ご迷惑をお掛けしてしまい、大変申し訳ありませんでした。