平成28年度試験が終わり、10日以上経ちました。
受験された方のうち多くは、すでに、自己採点をされたのではないでしょうか。
合格発表が待ち遠しいという方もいれば、
結果が、思わしくなく、平成29年度試験に向けて動き出している方もいるでしょう。
ただ、「2017年版」の「基本書」の発売、もうしばらくお待ち頂けるでしょうか。
そこで、
平成29年度試験に向けて大きな改正がある科目もありますが、
現時点では、大きな改正がない科目もあります。
大きな改正がある科目については、「2016年版」を利用されるのは、
危険なところがあります。
これといった改正がない科目であれば、
とりあえず、「2016年版」を使って勉強をしても、大きな支障はありません。
労働基準法は、大きな改正はありませんから、
とりあえず、「2016年版」を利用されていても大丈夫です。
労働安全衛生法は、いくつか改正がありますが、新しい規定の追加という改正ですから、
やはり、「2016年版」を利用されていても大きな問題はありません。
労災保険法と徴収法も、今のところ、これといった改正はないので、
平成28年度試験向けの改正をしっかりと確認しておけば、とりあえず、大丈夫です。
労働保険のうち「雇用保険法」、これは大きな改正があります。
たとえば、被保険者のうち「高年齢継続被保険者」について、
その名称が「高年齢被保険者」とされ、65歳に達する前から引き続き雇用されていた
という要件がなくなっています。
そのほかにも多くの改正があるので、雇用保険法の勉強は、できるだけ、
新しいものを使いましょう。
この時期ですと、まだ、
あまり勉強する気になれないってところはあるかもしれません。
ですので、このタイミングで、リフレッシュするというのもありですが、
できれば、記憶が薄れないよう、少しずつでも勉強をしておきましょう。