平成27年度試験が終わり、2週間以上経ちました。
すでに、自己採点をされた方が多いかと思います。
で、結果が、あまりよくなく、
平成28年度試験に向けて動き出している方もいるのではないでしょうか?
ただ、「2016年版」の「基本書」の発売、
もうしばらくお待ち頂けるでしょうか。
そこで、
平成28年度試験に向けて大きな改正がある科目もありますが、
現時点では、大きな改正がない科目もあります。
大きな改正がある科目については、「2015年版」を利用されるのは、
危険なところがあります。
これといった改正がない科目であれば、
とりあえず、「2015年版」でも、大きな支障はありません。
労働基準法は、大きな改正はありませんから、
とりあえず、「2015年版」を利用されていても大丈夫です。
労働安全衛生法は、大きな改正があります。
「心理的な負担の程度を把握するための検査等」という規定が設けられました。
これは、労働者のメンタルヘルス不調を未然に防止しようということなどから
設けられたもので、一般の健康診断とは別に、事業者が
「心理的な負担の程度を把握するための検査」
を行うことを義務づけたものです。
また、従来から、「安全衛生改善計画」の規定が設けられていますが、これに
関連して、新たに「特別安全衛生改善計画」の規定が設けられました。
これは、同一企業内の複数の事業場で同様の重大な労働災害が繰り返し発生
させているような場合に、厚生労働大臣が「特別安全衛生改善計画」の作成を
指示することができるようにしたものです。
これらが設けられたことなどから、影響を受けている規定もあります。
とりあえず、「2015年版」を使って勉強という場合、
「健康の保持増進のための措置」や「安全衛生改善計画」に関する部分に
改正があるということを意識して使って下さい。
この時期ですと、まだ、
あまり勉強する気になれないってところはあるかもしれませんね。
平成28年度試験の合格を目指すのであれば、
このタイミングで、リフレッシュするというのもありですから、
しっかりと英気を養ってから、再スタートして下さい。